『まだまだ、俺たちも頑張れる。』
そう語ってくれたのは、「男の勲章」で一世を風靡し、
俳優・歌手として40年以上走り続けてきた嶋大輔さん。
62歳となった今、嶋さんが再び仲間たちと新たに始めた挑戦とは。
17歳の頃に歌った「男の勲章」。
今だからこそ語れる、これまでの歩みと「これから」。
「頑張っている人を知り、興味を持つことで、読んだ人にも元気になってもらいたい」
そんな思いから始まった『Smile People』。
今回は、その第1弾として嶋大輔さんにお話を伺いました。
「男の勲章」大ヒットで人生が変わった
17歳で芸能界へ飛び込んだ嶋さん。
もともとは歌手になりたくて芸能界に入ったわけではなく、「役者になりたい」という思いが出発点。
1981年、TBSドラマ「茜さんのお弁当」で俳優としてデビュー。
その後、1982年にはソロデビューを果たし、「男の勲章」が大ヒット。
強い存在感と“ツッパリ”のイメージで、一躍人気者となりました。
「生活そのものも変わったし、人生そのものも変わった。」
突然、全国のテレビ番組に出演することになり、歌詞の意味を深く考える余裕もないほど、目の前のことに必死だったと振り返る。
40年以上続けられた理由
俳優、歌手として40年以上活動を続けてきた嶋さん。
その原動力について聞くと、印象的だったのが「モチベーション」と「新鮮さ」という言葉でした。
芸能界は、毎日同じ仕事の繰り返しではありません。
だからこそ、常に新鮮な気持ちを持つことを大切にしてきた。
「今日も楽しいことがあるんだろう」
そう思って1日を始める。
仕事に対して、気持ちが乗らない過去もあったといいます。
でも、最初から「今日は嫌だな」と思ってしまうと、1日がものすごく長く感じる。
だからこそ、
「なるべくそういうことを思わずに、1日1日を自分の時間に使おうと思って仕事をしています。」
そして、もう一つ大切にしているのが「感謝」。
若い頃から先輩たちに厳しく教えられ、「ありがとう」「ごめんなさい」といった
「当たり前のことを、素直に伝えること」を学んだと言います。
「常に感謝の気持ちを忘れずに、人と接することを大切にしています。」
長く第一線で活躍してきたからこそ、その言葉には重みがあります。
かつての仲間と共に、もう一度音楽へ
現在、嶋さんが最も力を入れているのが、「音楽」です。
かつて同じ釜の飯を食べた仲間たちと、もう一度バンドを組み、CD制作やライブ活動をスタートさせています。
「最後にもう一回やろうぜ」
そんな思いから始まった新しいバンドには、かつての仲間であるグリースのメンバーや矢吹薫さんらが参加。
当初は1年半から2年ほどの期間限定で活動するつもりだったそうですが、
メンバーからは「もったいない。できるところまでやろう。」という声も上がっています。
そして、実際に「やろう」と声を上げたときに、
「賛同してくれる仲間がいたことは、僕の中ではすごく大きなこと。」
と嶋さんは語ります。
新しいことを始めるとき、1人ではなかなか踏み出せない。
だからこそ、背中を押してくれる仲間の存在が大きな力になる。
今回のバンドは、そんな「人とのつながり」が生んだ新しい挑戦なのかもしれません。
現在は楽曲制作やレコーディングを進めながら、全国を回ることも計画。
「60歳を過ぎても、まだまだ頑張っているおっちゃんたちがいるんだ。」
同世代の人たちに、そんな姿を届けたいという思いが込められています。
17歳と62歳、「男の勲章」は違う

最後に、嶋さんにどうしても聞きたかったのが「男の勲章」について。
17歳の頃に歌った「男の勲章」。
当時は、その歌詞の意味を深く考えて歌っていたわけではなかった。
「17歳のガキが、いつのガキの話をしてるんだろう」
そんな疑問を、後になって感じるようになったといいます。
しかし、35歳を過ぎた頃から、歌詞の奥にある意味が少しずつ分かるようになってきた。
「ツッパる」ということは、誰かを傷つけたり、痛めつけたりすることではない。
自分の気持ちを曲げないこと。
自分の中に譲れないものを持つこと。
人生を重ねる中で、「男の勲章」の意味や見え方も少しずつ変わってきた。
62歳になった今だからこそ、その言葉に込められた思いを、改めて実感している。
まだまだ「次の挑戦」へ
今回、嶋さんが何度も口にしていたのが「同世代」という言葉でした。
60歳を過ぎると、仕事でも人生でも「そろそろ次を考える時期」と思ってしまう。
けれど、人生100年時代。
「この年だからもう遅い」ではなく、「この年だからこそ、もう一度挑戦できる」。
そんな思いを、今度作る楽曲にも込めているそうです。
昔のような勢いだけではない。
経験があるからこそ分かることもある。
失敗したからこそ見えるものもある。
そうやって歩いてきたからこそ、仲間のありがたさも分かる。
今回のバンド活動には、そんな「人とのつながり」が大きく関わっています。
嶋大輔さん、62歳。
「最後の挑戦」として始めた新しいバンド活動は、もしかすると「最後」ではなく、
まだまだ続く新しい物語の始まりなのかもしれません。
「新しいことをする第一歩って、すごく勇気がいる」。
それでも「守りに入らず、もう一歩、踏み出す」。
その姿は、これから何かに挑戦しようとしている人たちの背中を、そっと押してくれるのかもしれません。
今回のインタビューを通して、「年齢を理由に挑戦を諦めなくていい」ということを強く感じました。「もう遅い」と決めつけるのではなく、やりたいと思ったことに一歩踏み出してみる。嶋大輔さんの言葉と姿勢から、私たちも前を向く勇気をもらいました。
「嶋大輔さんプロフィール」
1964年5月22日生まれ、兵庫県出身の俳優・歌手・タレント。1981年にTBS系ドラマ『茜さんのお弁当』で俳優としてデビューしました。1982年には歌手としてソロデビュー。自身も出演したドラマ『天まであがれ!』の主題歌としてリリースされた「男の勲章」が大ヒットし、一躍その名を全国に知られる存在となりました。
「公式SNS」
【公式X】https://x.com/daisukeenjoy
【公式サイト】 https://daisuke-shima.bitfan.id





