大分県国東市の最北端、国見町伊美に位置する「道の駅くにみ」。その施設内に併設されたレストラン「嘉宴(かえん)」は、地元の海の幸をふんだんに使った料理が楽しめる人気の食事処です。元々は武蔵町で仕出し料理を提供していた嘉宴が、2023年4月にこの地へ移転し、道の駅の魅力をさらに高める存在となりました。
店内は木を基調とした落ち着いた雰囲気で、テーブル席と座敷席があり、どの席からも海を一望できるオーシャンビューが魅力。晴れた日には姫島や四国の島々まで見渡せる絶景が広がり、食事とともに心も癒されます。また、バリアフリーにも配慮されており、車椅子の方でも安心して利用できる設計になっています。
嘉宴の最大の魅力は、地元産の新鮮な食材を活かしたメニューの数々。

土・日・祝日限定、一日限定20色の海鮮丼 1,900円は、まさに海の恵みを一杯に詰め込んだ贅沢丼。ぷりぷりのエビや、タコはしっかりとした歯ごたえがありながらも固すぎず、噛むほどに旨味がじんわりと広がる逸品でした。地元・国東の新鮮な魚介が彩り豊かに盛り付けられていて、見た目も味も大満足。

トンカツ定食 1,400円は衣はサクッと軽やかで、噛むたびに香ばしさが広がります。中のお肉はジューシーで柔らかく、脂の甘みが口いっぱいに。特製のソースは濃すぎず、肉の旨味を引き立ててくれる絶妙なバランスでした。

大アジフライ定食 1,400円はまさに「サクふわジューシー」の三拍子が揃った満足度の高い一皿でした。大ぶりのアジは、外はサクッと香ばしく揚がっていて、中はふっくらとした身がぎっしり。臭みは一切なく、魚の旨味がしっかり感じられます。添えられたタルタルソースとの相性も抜群で、酸味とコクがアジの味をさらに引き立ててくれます。

特製手作りビーフカレー 800円は手作りならではの丁寧な仕上がりが感じられます。ルーはスパイスの香りが豊かで、辛すぎずコク深い味わいで最後まで飽きずに食べられました。ご飯の量もたっぷりで、がっつり食べたい人にはぴったりの一皿です。
営業時間は平日が11:00〜15:00(ラストオーダー14:30)、土日祝は11:00〜16:00(ラストオーダー15:30)で、定休日はありません。駐車場も普通車40台、大型バス10台分が完備されており、観光客にも便利です。
国東半島の自然と文化に触れながら、地元の味覚を堪能できるレストラン嘉宴。ドライブの途中に立ち寄るもよし、目的地として訪れるもよし。国東の魅力を五感で味わえる、そんな特別なひとときを提供してくれる場所です。