【中津市】『古要神社』日本の人形芝居のルーツ!?古代から伝わる傀儡子(くぐつ)の舞と相撲の神社

大分県中津市おでかけ
 2026/10/04
※記事内の情報は取材当時のものです。

中津市伊藤田の静かな田園地帯にひっそりたたずむ『古要神社』。

古代から伝わる人形芝居「古要舞」の神社として、よく名前はきいていたものの、参拝するのは今回が初めてです。

小さな神社ですが、古い歴史を感じさせる風情があります。

神社の前の大きな説明板に、傀儡子(くぐつ)人形の舞と相撲についての説明があります。

戦に負けて死んだ隼人(はやと)という部族の霊を慰めるために、あやつり人形の舞と相撲が行われてきたのだそうです。

人形は国の重要有形民俗文化財、その人形を操る舞と相撲は重要無形民俗文化財です。

ここで、あれっ?と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?

中津市のおとなり・吉富町の「八幡古表神社(はちまんこひょうじんじゃ)」にも傀儡子の舞と相撲が伝わっています。こちらは大きな神社で、毎年8月に人形の着物の虫干し「おいろかし」と「ちょうちん祭り」が華やかに行われるので、行かれた方も多いと思います。

「こよう」神社と「こひょう」神社。名前までそっくりです。

じつは、どちらの神社も、かつては宇佐神宮の神事「放生会(ほうじょうえ)」で傀儡子の舞を奉納していたのだそうです。

 

古要神社の境内に入ってみます。

社殿が3つ並んでいます。

 

真ん中の拝殿です。屋根の、妻のところに細かく飾りの格子が組まれています。狐格子(きつねごうし)といい、お寺や神社などの伝統建築に見られるものです。「木連格子(きつれごうし)」という呼び方もありますが、「きつねごうし」のほうがかわいいので、そう呼んでしまいます。

屋根の端のほうがそり返っているのも、神社らしいです。

奥にまわってみると、戸が開いていたので、のぞいてみました。天井の格子は太く、1枠ごとに木目や色が違う板が入っています。とても手が込んでいます。

本殿に参拝します。

大きなしめ縄がりっぱです。

狛犬の髪型(?)が変わっています。こういう狛犬は初めて見ました。

ここまで鳥居がどこにあるのかわからなかったのですが、敷地の外、少し離れた場所にありました。反対側から来たので、わからなかったのです。

鳥居には「宝暦六年」と刻まれています。今から約270年前です!!

鳥居の前に、奇妙な石が並んでいます。「道祖神」または「サヤン神」といい、悪霊を追い払ってくれるのだそうです。

古代からの豊かな歴史が感じられる、素晴らしい神社でした。

 

3年に1度行われる傀儡子の舞は中津市ホームページによると2026年10月11日(日)18時頃からの開催予定となっています(16時頃から始まる豊前神楽の奉納により時間が前後することがあります)。ですが、ここまで見てきたとおり、静かな住宅地の中の小さな神社です。車をとめる場所もないので、観覧される場合はタクシーなどをご利用ください。

古要神社

名称
古要神社
住所
大分県中津市伊藤田

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