中津市の夏を締めくくる伝統行事「鶴市花傘鉾祭(つるいちはなかさぼこまつり)」が、
2026年8月22日(土)・23日(日)の2日間にわたり開催されます。
色鮮やかな「花傘鉾(はなかさぼこ)」が青田の中をお囃子に合わせて巡行する姿は、中津を代表する夏の風物詩。約890年もの歴史を受け継ぐこの祭りは、大分県指定無形民俗文化財にも指定されており、多くの人々に親しまれています。
八幡鶴市神社に伝わる「お鶴・市太郎母子」の伝説
祭りの舞台となる八幡鶴市神社には、今から約890年前に起きたと伝えられる「お鶴・市太郎母子」の伝説が語り継がれています。
当時、山国川ではたび重なる洪水によって堤防が何度も決壊し、人々は大きな被害に苦しんでいました。井堰の完成には人柱が必要とされる中、お鶴と幼い息子・市太郎が自ら人柱となり、人々の暮らしを守ったと伝えられています。
その後、井堰は無事に完成し、地域には豊かな水がもたらされました。人々は母子への感謝と鎮魂の思いを込めて神社を建立し、現在も八幡鶴市神社には二人が祀られています。祭りは母子の霊を慰めるとともに、五穀豊穣や家内安全を願う神事として受け継がれています。
青田を彩る花傘鉾は圧巻の美しさ


祭り最大の見どころは、の色鮮やかな花で飾られた花傘鉾の巡行です。



各町内から集まった色鮮やかな花傘鉾が、お囃子の音色に合わせながら田園風景の中をゆっくりと進む様子は、この地域ならではの美しい景色。日本一長い距離を歩く祭りともいわれ、その壮大な巡行は多くの見物客を魅了します。(※現在は熱中症対策のため、各町内巡行に変更)


境内では歴史ある神事が執り行われ、古くから地域の人々が大切に守り続けてきた文化や伝統を肌で感じることができます。

山国川三口河川敷では、屋台も多数出店しておりたくさんの人たちで賑わっています。
囃子競演会と花火大会で祭りは最高潮へ
8月23日(日)は、15時30分から八幡鶴市神社境内で「鶴市花傘鉾囃子競演会」が開催されます。
各地区に受け継がれてきた力強い太鼓や笛のお囃子が一堂に会し、祭りの熱気を一層盛り上げます。
そして19時30分からは、三口河川敷で花火大会を開催。
約3,000発の花火が夜空を彩り、祭りのフィナーレを華やかに演出します。花火の後には神輿が山国川を渡る「川渡り」も行われ、幻想的な光景が広がります。
歴史と伝統に触れる、中津の夏へ
八幡鶴市神社は、地域の人々の祈りや感謝の気持ちが今も息づく特別な場所です。
母子の伝説に思いを馳せながら、美しく巡行する花傘鉾や伝統のお囃子、
夜空を彩る花火を楽しめる「鶴市花傘鉾祭」。
中津の歴史や文化に触れられる、夏ならではの特別な2日間をぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

鶴市花傘鉾祭
8月22日(土)
・9:50〜 神事(八幡鶴市神社)
・10:30〜 御立ち市内巡行
・18:00〜 全傘鉾集合行宮所(三口河川敷)
・全傘鉾集合(三口河川敷)
8月23日(日)
・15:30~ 鶴市花傘鉾囃子競演会(八幡鶴市神社境内)
・19:30~ 花火大会(三口河川敷)
八幡鶴市神社(大分県中津市相原3218)
山国川三口河川敷 (大分県中津市大字相原)
主催
中津市鶴市花傘鉾保存振興会
後援
中津市・大井手堰土地改良区・中津商工会議所・中津耶馬渓観光協会・中津まちづくり協議会・イオンモール三光





