豊前市ののどかな田園地帯・山内地区にある『嘯吹八幡神社』。小さいながらも由緒があり、美しい神社です。
神社の外側に広めの駐車場もあり、参拝しやすく、整備されています。

朱塗りの鮮やかな鳥居にカラフルな額も素敵です。
拝殿です。大きなしめ縄がりっぱです。
嘯吹(うそぶき)とは、口をすぼめて息を吹き出す、または鳴らすことを意味します。息を吹き出すことで、罪けがれを吐き出し、身心を清浄にします。
仁寿2年(852年)、弓矢八幡神が鷽(うそ)鳥の声で「ここぞ、ここぞ」と嘯吹いて示した場所に神社が建てられ、その後、文治5年(1189年)にご神託があり、この山内の地に移られたのだそうです。
五穀豊穣、身体健康、家内安全、商売繁盛などのご利益があります。
拝殿の奥にある、本殿。両側に、赤と黒の天狗のお面が掛けられています。
本殿の前の狛犬は古くてりっぱなもののようです。

拝殿の横には小さな『伏見稲荷神社』があります。

大きなしっぽと赤い前掛けの狐たち。お社の前の小さな狐の像やお面も可愛らしいです。

その奥には、七福神を祀る小さなお社もあります。


凛々しい眼差しのお馬さん。神様が乗るための、神馬でしょう。

なでると腰痛にきくという『要石』。
私は腰痛はないのですが、まんまるな石はなんだか可愛らしくて、なでたくなりますね。
嘯吹八幡神社は小倉藩主・小笠原家の祈願所であったので、境内の石灯籠の窓が、小笠原家の家紋(ひし形を3つ重ねた紋)のかたちに空いています。

難を転じる、『南天紙絵馬』。

めずらしいので、やってみました。
悩み事を書いた薄い紙絵馬を水に入れると、たちまち崩れます。この南天紙絵馬のほか、『恋みくじ』『鯛みくじ』『獅子舞みくじ』など授与所にはいろいろな種類のおみくじ、御朱印があります。

可愛いうさぎたちにも、癒されます。
周辺の田園風景も美しく、癒しを与えてくれる素敵な神社でした。参拝したのが9月末だったので、周辺にはたくさんの彼岸花が咲いていました。


