豊前市で古い由緒を持つ、大富神社に行ってきました。
広い駐車場のそばにも境内への入り口がありますが、今回はここからは入らず、来た道路を歩いて戻ってみます。

拝殿の正面に続く鳥居の前も通り過ぎて、

本参道へと続く鳥居から入ってみます。

本参道。自然石の石畳はでこぼこしているので、足元注意です。

宇佐神宮へと向かう勅使に献上する水を汲む井戸『勅使井』。

手水舎には、季節の生花や、色とりどりの鞠が飾られています。
拝殿。天保2年(1832年)に再建され、昭和37年に増築されたそうです。
多くの神社では、参拝者が進むことができるのは、拝殿の前までです。ここ大富神社では、そのさきにある御本殿を間近で拝観することができます。

御本殿は嘉永5年(1852年)の再建です。

ヒノキの樹皮を重ねた檜皮葺の屋根は、軒が弓型の「唐破風」の上から、三角形の「千鳥破風」が立ち上がる、複雑な形。千鳥破風の上で「千木(ちぎ)」が交差しています。
特殊な構造に支えられた大きな軒には、さまざまな彫刻があります。
狛犬は、御本殿と同じ年に奉納されたものです。
いろいろな種類のおみくじやお守り、期間限定の御朱印もあり、駐車場前の入り口付近には池があって色鮮やかな鯉が泳いでいたりと、見どころの多い神社でした。
また、隔年で奉納される「感応楽」はユネスコ無形文化遺産、国指定重要無形民俗文化財となっています。
大富神社
- 名称
- 大富神社
- 電話番号
- 0979-83-3450
- 住所
- 福岡県豊前市大字四郎丸256
- 営業時間
- 受付 9:00〜17:00
- 公式サイト
- https://ootomijinja.or.jp/
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