東京で働いていた時の関係者と、当時何度か通ったお店で新年会をしました。場所は、東京都江戸川区一之江にある「味路」。この店は、ふぐ料理で知られる隠れ家的な名店です。都営新宿線一之江駅から徒歩7分ほどの立地にあります。これから食す新鮮なふぐを桶に入れて見せてくれるのも特徴。おぉ?、まだ生きてるんだ?と、見入ってしまいます。
店内に足を踏み入れると、和の趣が漂う落ち着いた雰囲気が広がっていました。当日は貸切だったので、周囲を気にせず会話を楽しめました。久しぶりに顔を合わせた先輩方と昔話や近況報告に花を咲かせながら、まずは乾杯。そして、待望のふぐ料理が次々と運ばれてきました。
最初にいただいたのは、薄造りの「てっさ」。透き通るような白身が美しく並べられ、その上品な甘みと歯ごたえに感嘆しました。続いて提供された「てっちり」は、ふぐの身と野菜を出汁で煮込んだ鍋料理。淡白ながらも深い旨味が染み出たスープは、最高。さらに、「ふぐの唐揚げ」も絶品で、その多彩な味わいに舌鼓を打ちました。
ふぐ料理は、日本の冬の味覚として古くから親しまれています。特に11月から2月にかけてが旬とされ、この時期のふぐは脂がのり、最も美味とされています。 しかし、ふぐには毒を持つ種類も多く、調理には高度な技術と知識が必要です。そのため、信頼できる専門店で味わうことが推奨されています。
「味路」では、熟練の職人が新鮮なふぐを丁寧に調理し、その魅力を最大限に引き出しています。ふぐの繊細な味わいとともに、語らいの時間はあっという間に過ぎていきました。
新年の幕開け「味路」でのひとときは、新春の門出に相応しいものとなりました。美味しいふぐ料理とともに、再会の喜びを分かち合い、これからの一年に向けての英気を養うことができました。仕事頑張ろっ。
ふぐ料理の魅力は、その独特の風味と食感、そして調理技術の高さにあります。刺身や鍋、唐揚げなど、多彩な料理法で楽しめるふぐは、日本の食文化の豊かさを象徴しています。ぜひ一度、「味路」でその魅力を堪能してみてはいかがでしょうか。