佐伯市の海辺にある海崎は造船会社がたくさんあり、進水式が一般の方に公開される日には、進水式の迫力を見ようと各地から訪れる人が多く、佐伯市の中でも「造船のまち」として有名です。
そんな海崎の海崎駅隣にある『民宿 海山荘(かいざんそう)』は30年ほど続く民宿です。主に造船関係の方が宿泊されていて、現在は2代目のお母さんと3代目の娘さんが一緒に切り盛りされています。
「民宿 海山荘」でおにぎり屋さんがはじまったきっかけは、民宿で出していたおばあちゃんの鶏めしが好評で、おばあちゃんの鶏めしを広めたい想いから「鶏めし部」が2024年の4月からはじまりました。
民宿の仕事の空き時間を利用して、鶏めしや各おにぎりの仕込みをするため、営業日は不定期です。けれど、おばあちゃんの鶏めしや、常時10種類ほどのおにぎりやおかずが並ぶと、佐伯市郊外にも関わらず、多くの人がおにぎりを求めに訪れていました。
いろとりどりの10種類もあるおにぎりを選ぶのは、わくわくします。
一番人気の鶏めしおにぎりや鯖おにぎり、マヨたく卵、チキン南蛮、ヤンニョムチキンなど、お腹の要求を望むがまま購入。どれもおいしそうで迷いました。
鶏めしは少し甘くて鶏とゴボウがしっかりとした味付けでもっちりのお米によくあっておいしい。
彩り鮮やかな鯖にぎりは塩鯖と大葉に梅干しがいいアクセントで、ひと口頬張ればおかかが飛び出し、一度で大満足する一品。
他にもチキン南蛮やヤンニョムチキン、マヨたく卵もおにぎりのなかにそれぞれの世界がぎゅっとつまっていて、お腹も心も満たされます。
自宅用だけでなく、贈答用としても大人気で、一度にたくさん購入される人も多いとか。
海山荘の鶏めし部は70~120個のおにぎりや、おかず、スープなどを販売していて、外のベンチで食べてもよいそうです。
また、マルシェなどにも出店されることもありますが、不定期営業のため、訪れる際はInstagramにて営業の確認をお願いします。大量注文は前日までDMにて受け付けていますよ。
やさしい世界がにぎられた「おにぎり」をぜひ堪能してみてください。