古い由緒のあるパワースポットで、紅葉の名所でもある、薦(こも)神社。
境内では猫たちがのんびりくつろぎ、猫の絵のおみくじ「にゃんこみくじ」もあるので、猫好きな方にもおすすめです。
(紅葉の写真は2025年撮影です)
まずは薦神社の御神体であり内宮とも呼ばれる三角池(みすみいけ)からご紹介します。
秋らしい、ふんわりしたすじ雲と、赤い鳥居と赤いモミジが、輝く水面に映ります。遠くに見えるのは、雁股山(かりまたやま)。
池の西側(大幡小学校側)からは八面山が見えます。
古代には、この池の真薦(まこも)という水草で作った枕を、宇佐神宮の御神体にしていたそうです。
順序が逆になってしまいましたが、参道のご紹介。
めずらしい屋根のある橋、呉橋(くれはし)です。
呉橋そのものは渡ることはできませんが、すぐ横の石橋から見ることができます。
県道663号線側の駐車場から近いところにあります。
参道と神門です。

1622年に中津城主・細川忠興により再建された神門は、国の重要文化財。1階と2階に屋根がある「二重門」です。(たとえば、宇佐神宮のように高さは2階建てでも1階に屋根がない門は、二重門とは呼びません)
1階屋根の下にさらに裳階(もこし)という玄関ポーチのような小さい屋根がついています。
二重の屋根は、小さい木の板を重ねる柿葺き(こけらぶき)という匠の技で、優美な曲線を描いています。日本の伝統色である渋く落ち着いた黄みがかった赤の神門に、赤みがかった黄色のもみじが、素晴らしく調和しています。
七つの鈴が下がる拝殿。(拝殿は紅葉の時に写真を撮っていなかったので、2026年10月に撮影したものです)
柱の横から飛び出している部分(木鼻:きばな)には白い象の彫刻があります。
まったく象に似ていなくて怪獣みたいです(下顎と犬歯…)。本物の象を知らない昔の日本人にとって、象は竜などと同じ、伝説上の獣でした。
木鼻には象に似た長い鼻を持ち悪夢を食べるという伝説の霊獣・獏(バク)が彫刻されることも多く、象と獏の見分けが難しいのですが、獏はクルクル巻き毛・垂れていない小さい耳・鋭い爪と肉球のある前足を突き出している、という特徴があり、象と区別できます。
なので薦神社のこの木鼻は、「象を見たことがなかった昔の人が想像した象」と考えてよいでしょう。

薦神社では、社殿が外宮、三角池が内宮とされています。ここは社殿の前の回廊から三角池へと続く入口です。鳥居がとても小さく見えますが、ギリギリ大人が通れるサイズです。
この鳥居を出て右へ行くと、神様の足跡というスポットがあります。

神様の足跡からさらに進み、左に行くと最初にご紹介した池の中の鳥居、右へ行くと神門の前に戻ります。
広大な薦神社の境内では、紅葉の時期以外にも、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。あちこちにある巨木の御神木も見どころです。また、毎年11月1日から10日まで菊花展が開催され、いろいろな菊が見られます。(写真は2025年の菊花展が終わったあとのものです)





