
「中津城ビューポイント」といっても、Google マップにものっていないので、どこかわからないかもしれません。
中津城の北側のお堀の奥の土手、その上に上がったところです。

地図にはのっていなくても、矢印つきの案内看板はバッチリあります。
看板の説明では、河口の土地を居城に選んだ初代中津城主・黒田官兵衛の意志を感じ取れる場所、ということですが、西側に川があるので夕日の景色が美しく、特に9月・10月がきれいなんです!

8月末に中津城ビューポイントから見た景色(2025年8月29日)。天気のせいでぼやっとしていますが、川の右側に太陽が沈んでいっています。
太陽の沈む位置は年間を通して少しずつ移動します。
中津城ビューポイントでは、夏のあいだ対岸の小祝方向に沈んでいた夕日が、少しずつ南側へ(川のほうに)移動していくことになります。8月末にはかなり川に近いところに夕日がきています。
これから冬至までのあいだ、さらに南へ(城側へ)移動していきます。
上は、10月末の中津城ビューポイントから見た夕日(2022年10月30日)。夕日はもう川の左端まで来ています。
夕日の色は、空気中の水蒸気の量が多いと赤く、少ないと黄色っぽくなります。夏は赤くなりやすく、冬はオレンジから黄色になりやすいです。
10月末ともなると空気が澄んでいるので、夕日はまばゆい金色です。
このあと夕日はさらに城側へ移動していき、冬至を境に反転して、また川のほうへ戻っていきます。春分になると、秋分と同じ、真西に沈みます。
下は春分の約1か月前、2月23日です(2026年)。

10月末とだいたい同じ位置になっていますね。
色は、冬の終わりなので暗めです。
比較のために撮影した、夏の8月6日の写真です。川からかなり離れて日が沈んでいます。これも素敵ではありますが、もうちょっと…という感じではないでしょうか?
というわけで、中津城ビューポイントの夕日のベストシーズンは、川に近いところに日が沈み、夕日の色がきれいな9月・10月と勝手に断定してしまいます!
さて、来た道を降りてお堀のほうに戻っていくと、初代城主・黒田官兵衛とその妻・光姫の像がならんでいます。
官兵衛は側室をもたず、光姫だけを愛しました。そして関ケ原の戦いの直前、光姫は大坂の屋敷を脱出し、船で中津に逃げてきたのだそうです!
その横の石垣は、黒田時代の石垣と細川時代の石垣の境目が見える場所として有名です。

写真の石垣の真ん中あたり、まるで斜めの線が入っているように見えます。右側が黒田官兵衛の石垣、左側は細川忠興(ただおき)の石垣です。大河ドラマになった官兵衛はもちろん、忠興も有名な戦国武将です。官兵衛は古代遺跡の石を利用したため、きれいな長方形に切られた石、忠興は自然石の石垣です。黒田家が筑前・五十二万石という大領地の藩主となって中津を去ったあと、中津城の主となったのが細川家です。その後、細川家も熊本・五十四万石の藩主となりました。
さらに道を戻ると「ハートの木」があります。

樹形がハート型なので「ハートの木」ですが、この木の下で告白をすると好きな人と結ばれるとも言われています。
これ、ハート型に見えるのは北側(二ノ丸公園側)から見たときだけなんですよね。逆側(城側)から見て「どこがハートなん?」というツッコミはナシで!!お願いします!





