【中津市】『馬溪橋』『平田城址』大正レトロな石橋と黒田官兵衛ゆかりの山城からの眺望

大分県中津市おでかけ
 2025/11/30

国道212号線、中津市街地を出て巨大な奇岩が立ち並ぶ競秀峰そばを通り過ぎ、「御霊もみじ」で知られる御霊神社まであと2km、というところに馬溪橋はあります。

大正12年完成、5連アーチで、石橋としては全国4番目の長さを誇り、本耶馬渓町の「耶馬渓橋」「羅漢寺橋」とともに、「耶馬三橋」と呼ばれています。

地元の石工さんが中心となって、たいへんな苦労の末に造られたのだそうです。

駐車場も階段も整備されており、対岸には西浄寺という鐘つき堂のあるお寺も見えて、風情のある景色です。

上流側から見た馬溪橋。

橋の上流側は山々が連なり、

下流側には「立留り(たちどまり)の景」と呼ばれる奇岩の山が見えます。

今から250年ほど前のある夜、大音響とともに崩落し、このような形になったのだとか。思わず立ちどまって眺めてしまうので、「立留りの景」というのだそうです。

橋のところから見る景色もよいですが、本来の「立留りの景」は、この岩山を対岸から眺めた景色を指すので、対岸のメイプル耶馬サイクリングロード(日田往還)に看板があります。

平田城址はそのすぐ近くにあります。

平田城は、初代中津城主・黒田官兵衛の時代には、官兵衛の家臣・栗山利安の居城でした。利安とは、大河ドラマでは濱田岳さんが演じた善助のことで、中津銘菓ういろう饅頭でおなじみ、栗山堂さんのご先祖でもあります。

 

駐車場のむかって右の坂道から入る城跡公園の入り口は、獣害対策の門が閉まっていて入れないときもありますが、上の公園は整備されていて、眺めのよい休憩所もあります。(駐車場からここまで徒歩5分程度です)

黒田時代の自然石の石垣。

城跡うえからの眺望もよいです。

 

 

この日は穏やかな天気でサイクリング日和だったからでしょうか、家族づれやお友達同士、またおひとり様でサイクリングをしている方を周辺でたくさん見かけました。皆さん本当に楽しそうでした。

駐車場は、馬溪橋に9台ほど、平田城址に10台ほどです。

馬溪橋

名称
馬溪橋
住所
大分県中津市耶馬溪町大字平田・町丈

平田城址

名称
平田城址
住所
大分県中津市耶馬溪町大字平田

人気の記事