890年の歴史と伝統
美しい花傘鉾が田園風景の中を静かに進み、太鼓と囃子の音が夏空に響き渡る。
鶴市は中津の熱い夏を彩る風物詩です。
夜には花火が夜空を染め、川渡りの神秘的な光景が観る者を魅了します。
歴史と自然に包まれたこの地で繰り広げられる、日本でも珍しい長距離巡行の祭りです。
平安時代から続く伝統の祈り|鶴市花傘鉾大祭の歴史
仁和2年(886年)に始まった鶴市花傘鉾大祭は、雨乞いの祈りから生まれたと言われています。
以来、鶴市の人々が五穀豊穣や家内安全を願いながら、地元の青年団や保存会を中心に大切に守り続けています。
大きな花傘鉾は各地区ごとに異なる華やかな装飾が施され、太鼓と囃子の音に合わせて中津市の夏空を彩ります。
地域の絆と伝統が感じられる、鶴市ならではの夏祭りです。
山国川の川渡りと花火|鶴市の夏を彩る見どころ
夕暮れ時、提灯の灯りに照らされた神輿が山国川を渡る幻想的なシーンは、鶴市花傘鉾大祭のハイライトの一つ。
その後、夜空に打ち上がる花火は圧巻の美しさで、川面に映る光と音が祭りの熱気をさらに盛り上げます。
地元グルメの屋台も並び、家族や友人と一緒に楽しめる中津市の夏祭り。
鶴市花傘鉾大祭は、歴史と自然が融合した特別な体験を提供してくれます。

8月23日(土)
神事(八幡鶴市神社午前8時30分)
御立ち市内巡行(午前9時)
行宮所(三口河川敷)全傘鉾集合(午前6時)
8月24日(日)
第27回 鶴市花傘鉾囃子競演会(午後4時より鶴市神社境内特設ステージ)
神事(午後7時00分より)
花火大会【水中花火】(午後7時30分より)
大井手堰にて神輿の川渡り(場所/鶴市神社横 川面いかだにて)
神輿、花傘鉾鶴市神社まで御神幸
神輿の練り込み
大分県中津市三口山国川河川敷
主催
中津市鶴市花傘鉾保存振興会
後援
中津市・大井手堰土地改良区・中津商工会議所・中津耶馬渓観光協会・中津まちづくり協議会・イオンモール三光