歴史と中津市の城下町・京町にたたずむ「栗山堂」は、創業300年を誇る老舗の和菓子処。
JR中津駅から徒歩約10分、碁盤の目のように整った町並みに本店を構えています。
店を守り続けるのは、黒田官兵衛の筆頭家老・栗山善助(利安)の末裔で、現在は八代目が伝統の味を継承。歴史と誇りが詰まったお店です。
栗山堂の看板商品は、可憐な菊花型の「外郎饅頭(ういろうまんじゅう)」。白と茶の2種類があり、いずれも生姜の香りがふわりと広がる上品な甘さが魅力です。
茶色の生地は黒糖入りで中にはこしあん、期間限定で桃色バージョンも。
もうひとつの人気商品は、官兵衛が善助に贈った兜をかたどった「兜最中」。
国産の柚子果汁と果肉を使ったあんが詰まった、甘みと酸味が絶妙爽やかで、見た目にもインパクトのある逸品です。
全ての菓子に使われる素材は国産にこだわり、身体にもやさしい味わい。
店内には昭和の雰囲気が残り、温かな接客にも心が和みます。
歴史を感じる、お菓子の型が目につ居たので、撮らせてもらいました。
2014年の大河ドラマ『軍師官兵衛』で主演を務めた岡田准一さんも、プライベートで訪れたとか。
「栗山堂」は、歴史と伝統、そして人の温もりがぎゅっと詰まった場所。
中津らしさを感じられる和菓子は、お土産にも最適です。