佐藤陽一

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水郷ひたの宝物“川”と“人”のお祭り
佐藤陽一

日田市長 佐藤陽一

 日田に初夏の訪れを告げる「日田川開き観光祭」。市内外から約28万人もの人が訪れ、日田市の最大規模のお祭りとして毎年賑わいをみせています。  「物心ついたときから花火を見に行っていました。早めに家を出て、河原の石に座って眺めていたことを思い出します」と話す佐藤市長。大分市に住んでいた頃も、山にこだまする日田ならではの迫力ある花火を見たくて、観光祭の時期には帰省していたそうです。観光祭は、音楽大パレードやどんたくなども見どころの一つ。「どんたくへの参加者が減っていることが寂しいです。市民の方々に参加していただき、より楽しめる祭りを企画していきたいです」と佐藤市長は話します。  観光祭は“水郷ひた”ならではの川のお祭りです。「川は日田市の宝といっても過言ではありません。合併後の日田市は、筑後川の源流域そのものとなりました。水が生まれて育つ町として、元気な水を有明海に流すことが私たちの使命だと考えています」。市長のその言葉の通り、日田市の生活排水の整備率は大分県で3番目だそうです。また、大山川の増水についても実現できるよう取り組みを続けています。「川は傾斜のあるところを流れることで、空気を取り込んで元気になります。大山川の増水は筑後川全体を元気にすることにつながるのです」と大山川の重要性を話します。「私たちが子どもの頃は三隈川を向こう岸まで渡りきったら1人前、と仲間うちで言われていました。そんな環境を今の子どもたちにもつくってあげたいですね」と佐藤市長。  また、自然豊かな日田には河川だけでなく、さまざまな宝が隠れています。それらを見つけ出し、次世代へ残そうと「日田の宝探し」が企画されています。例えば「朝霧がかかる前の天領大橋の景色」や「うちのおばあちゃんの鶏の足は絶品」など、日田ならではの宝なら何でも良いそうです。日頃の生活を振り返ってみると身近なところに日田の宝が眠っているかもしれません。佐藤市長は「“日田ってこんなに素敵な町だったんだ”と再確認できる企画になればと思っています。私も何が出てくるのかとても楽しみにしています」と笑顔で話してくださいました。

さとうよういち

佐藤陽一

佐藤陽一

大分県日田市出身。九州大学法学部卒業後、大分県庁に就職。大分県内にて振興局長、企画振興部長を務め、平成19年に日田市長に就任。今年で3年目となる。
(10/5月号smile掲載)

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