サッポロビール株式会社 九州日田工場 工場長
2000年3月に竣工し、今年で10周年を迎えるサッポロビール株式会社の新九州工場は、3月25日付で工場の名称を「九州日田工場」に変更しました。工場長の横井さんは「日田市の恵まれた自然環境のおかげで、安全で美味しいビールを造ることができ、社員も良い環境で仕事に取り組むことができています。その感謝の気持ちも名称に込められています」と話します。他社との競争、消費者の嗜好の多様化など、この10年の間でビール業界を取り巻く環境は大きく変化しました。「しかし、安全安心なビールを提供することはもちろん、地元と共生すること、環境と調和すること、情報を発信することは10年経っても変わることなく大切にしています」と横井さん。 地元と共生する取り組みとして、九州日田工場では、10周年を記念し、日田産の梨果汁を使ったビールテイストの樽詰酒を開発しました。地元の方々と協力して1年前から準備を進めてきた企画です。「私たちは地元の皆さんとの絆を大切にしていきたいという強い気持ちを持っています。日田を象徴する梨を使って、日田市をPRするきっかけづくりに参加したいと思い、日田の皆さんと一緒に取り組みました」と横井さんは言います。 10年の間に、九州日田工場には650万人もの方々が工場見学に訪れました。中には遠くアルゼンチンからお客様が来られたこともあったとか。横井さんは「工場見学はご来場された方の思い出づくりの場です。日田に来られた思い出として皆さんの記憶に残ってくれればうれしいですね」と話します。 九州には各ビール会社の工場が4箇所あります。その中で唯一大分県に工場をもつサッポロビール。九州日田工場で製造されたビールは、九州、沖縄、四国4県、さらには中国地方まで運ばれています。「私たちは日田の美味しい水を使ったビールを皆さんに提供できることに誇りを感じています。筑紫哲也さんが生前“地域に何か誇れるものをつくれ”と言っておられました。誇れるものというとおこがましいですが、日田市の皆さんが自慢できるような工場にしたい、日田ファンをつくることに貢献したいと思っています」と横井さんは言います。 地元に根付いた企業として、新たなスタートを切った九州日田工場。地元企業としてこれからも皆さんに愛され続けることでしょう。

























