三笘 善八郎

スマイル / 地元人 / 三笘 善八郎

地域を“経営する”会社 日田市「おおやま夢工房」
三笘 善八郎

株式会社 おおやま夢工房 代表取締役社長

日田市大山町にある「株式会社おおやま夢工房」は、特産品の梅を使ったさまざまな加工品やリキュールの製造販売、また都市との交流拠点としても機能している「ひびきの郷」、農産物や農産加工品の販売・レストランなどを経営する「道の駅 水辺の郷」などを運営しながら町の魅力を国内は勿論、世界へ向けて発信し続けている会社です。
 大山町では50年前から栽培している梅を中心にそれぞれの農家が自ら栽培した産品を自ら加工し、インターネットを含めた多種多様な販売を行っています。「そうすることで、農家の所得が上がります。“おおやま夢工房”も販売の面からサポートしています」と三笘社長。
 三笘社長は、議会議員や議長として、また町長として22年間大山町の行政に携わってきました。「地域づくりは、地域経営と考えています。その経営資本はその地域の持っている伝統・文化・自然・組織・人、そして人の持つノウハウ等、全てが資本となります。その中で眠っている資本を探し出し、掘り起こすことで町独自の魅力が生まれるのです」と話します。
 町長在任中、大山町では事業計画を練り上げていく段階から、多くの住民をワークショップという形で参画させ、たくさんの人たちと議論を繰り返してきました。「おおやま夢工房」も会社設立から、オープンまでの4年間、町の人達と話し合いが何度も行われました。「大山町の産業構造を変えることが出来たのはこの話し合いのおかげだと感じています」と三笘社長。
 そして現在、おおやま夢工房は、新たに農業法人を設立し、新しい事業に取り組んでいます。そこでは消費者の求める安心安全な農作物の生産が行われ、さらに高齢化した農家の労働力を補う機能も備わっています。
 「生活費の高い都会で必死になって働かなくても、ここなら少ない所得で、人間らしいゆったりした時間が過ごせる、その魅力をこれからも多くの人々に伝えていきたい」と三笘社長は言います。
 市民と共に独自の町づくりを展開する「おおやま夢工房」。その魅力はこれからも輝き続けていくことでしょう。

みとまぜんはちろう

三笘 善八郎

三笘 善八郎

大分県出身。大山農業協同組合理事、大山町議会議員を務めた後、大山町町長を合併まで3期務める。平成10年に株式会社おおやま夢工房を設立。平成14年に「豊後・大山ひびきの郷」、平成16年に道の駅「水辺の郷」をオープンする。大山町の梅を使った梅酒「ゆめひびき」を開発するなど、さまざまな梅の加工品を各社と提携して製造・販売している。イスラエル国名誉領事、福岡県中小企業経営者協会本部理事としても活躍中。
(10/3月号smile掲載)

注意

ページの先頭へ