与謝野晶子や徳富蘇峰らの文化人も投宿
更なる満足を追求し、提供し続ける老舗宿
芹川沿いに、ひときわ堂々とした風格を漂わせている老舗旅館がある。大丸旅館本館と、大正6年創業時の設計を復元させた別館「藤花楼」だ。多くの文化人にも愛されている宿で、与謝野鉄幹、晶子夫妻が昭和7年に訪れた際に、この宿を詠んだ歌を記した直筆の掛け軸と色紙が所蔵されている。さらに特筆すべきは温泉。館内では、炭酸がほぼ飽和状態にまで溶け込んだ高濃度炭酸泉を温かい源泉掛け流しで入浴でき、外湯では、全身が銀色に包まれる不思議なラムネ温泉が楽しめるのだ。夕食は、地元の食材をふんだんに使い滋味深い味わいに仕上げた料理に舌鼓を。さらに、客室や書斎、ご主人の蔵書が置かれた談話室など、ここには、静かに本を読める環境が整えられているので、芹川のせせらぎをBGMに、ゆったりと自分らしく過ごしてみてはいかがだろうか。

























