8月13日に10枚目となるアルバム「ZERO」をリリースし、秋から全国ツアーをスタートさせるクレイジーケンバンド。そのフロントマンであるcrazykenにアルバム、ツアーについて訊いた。

— アルバムタイトルを「ZERO」にした理由は?
「10枚目のアルバムなんですけど、10だとゴールした感じがしますよね。まだまだゴールはしたくないから。それが0だとまた始まる感がありますよね。音楽としての原点に立ち返るという意味もあります。これまで11年間、CKBが続いたのは良いことですが、驕りを排除して、ルーキーのようなフレッシュな気持ちで音楽に向き合いたいです」
— いつもだと曲が気になるのですが、今回は歌詞に力が入っていると感じました。
「過去の9枚はわりとサウンドの中に歌詞もあるといった感じにしていましたが、今回は歌詞がスコーンと抜けて来るようなミックスを意識しました。歌詞の中で韻を踏んでる箇所も多数ありますが、それはヒップホップのライムと言うより、韻を踏むことでパーカッシヴに発音できるというのが最大の理由です。あと空耳も使ったりしています」
—その意味では言葉を音として使われていますね。
「そうですね。偶然そうなった部分もあるし、作詞が面白くなってきたのでそうした部分もあります。これまではメロディやサウンド作りで、作詞はいっぱいいっぱいでしたから(笑)。今回は意味も大切ですけど、語感を大事にして歌詞でグルーヴ感を出すことを意識しました。同じ意味なら、グルーヴ感のある言葉を選んでいこうと思いました」
—今作では曲の引用というか、ルーツのような部分も透けて見えてきました。
「引用的な部分はありますね。例えば『デトロイト音頭』は、モータウンサウンドを敢えて大味に解釈することで『Dream Girl』的な質感を狙ったというのがあります。精度の高い解釈も良いのですが、大味には大味の質感があり、僕にはそれがたまらなくガツンと 来ました。大味にするためにも緻密な計算があるんですけどね(笑)」
—また、懐かしさや日本的なエッセンスもあって、CKBのサウンドに仕上がっていると感じました。
「誤解を恐れずに言うなら、高性能な圧縮感を出そうとした部分と、歌謡曲がJ-POPに変わる時にこぼれ落ちた本質を感覚で捉えて2008年型にしようという意識もあったと思います」
—10月に福岡でのライヴが決っていますが。
「最新作から約10曲、他にあまりライヴでやったことのない曲や久しぶりの曲、それと何をやるか決めずにお客さんの声を聴きながら演るコーナーも。ライヴは僕らの最新型を見せる場というよりも、今ある全てをヤミ鍋状態で見せます。2~5年前の曲も良い感じで成長してきているので、その成長を止 めないためにも最新作だけにはしません。終わった後に僕が打ち上げに も行けないぐらいのレッドホットなライヴをやります!」
Information
[LIVE]
クレイジーケンバンド
ZERO TOUR 2K8
10/16(木)Zepp Fukuoka
(問)BEA 092-712-4221
[RELEASE]
New Album
ZERO
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Almond Eyes/¥3,150(tax in)

























