スマイルインタビュー 相原 昇氏
相原 昇氏 (08/5月号smile掲載)
あいはら のぼる
68年、東京生まれの東京育ち。39才。
日体大(日本体育大学)在学中、全日本大学選抜の名セッターとして活躍し平成2年12月には大学選手権でも優勝した。
卒業後は、香川県の国体選手としてのみらなず、高校教師という指導者としての両方の立場でバレーを続け、数々の成績を残してきた。
現在は、東九州龍谷高校バレーボール部監督、全日本女子ジュニア(U-20)監督、日本バレーボール協会強化委員、日本オリンピック委員会強化指導スタッフ、全国高体連強化指導普及委員を務める。
目指すは3冠
輝け!東龍バレー部
3月26日、春の高校バレー最終日。
東九州龍谷高校が宮城県の古川学園にストレートで圧勝し、2年ぶり3度目の優勝を果たした。実力のある選手が多く在籍することで、高校バレー界の銀河系軍団と呼ばれている東九州龍谷高校が春高バレーを完全制覇し、九州はもちろんのこと、日本中の新聞やTVで大きく報道された。
今大会で女子最長身1m88cmの岩坂名奈(2年)を含めて7人が全日本ジュニア代表というエリート集団で、傍目から見ると、勝って当然と思う人もいるかもしれないが、実はメンバーは満身創痍だったようだ。ライトの長岡望悠は県予選2週間前の1月19日に左手を骨折。手にプレートとボルトを入れる手術をして、3月6日からスパイクの練習を再開した。レフトの川原愛瑠は大会の1週間前に腰痛を発症し、痛み止めの薬を飲みながらプレーをした。
主力メンバーも、そして全日本ジュニアで指揮を執る相原監督自身も日の丸を背負う試合などで留守にしがちで、「部員18人をチームとしてまとめるのに苦労した」と語る。
さらに、昨年の決勝では、力がありながら気持ちが散漫となり2連覇を逸した。「負けたら、部員達は、いろいろな面で不幸になると思う。優勝する事が部員達を守ることにもなるし、いろいろな方法を考えて勝てる方向に持っていった。
力づくではなく、部員達が自ら勝ちたいという気持ちにできたのが良かったようです。」と相原監督は語る。バレー部員はそんな相原監督の事を「スパルタという感じではなく、選手を戦う気持ちにさせてくれるのが上手い人。
相原監督の言葉で精神的に強くなれたり、技術的にも上手くなったと感じます」と言う。相原監督の次の目標は、「目の前のインターハイ&大分国体の高校3冠」。選手としてプレーするより監督の方が大変だと思われるが、大会が続くことでプレッシャーを感じないのだろうか?「常に、大会はあるので特にプレッシャーは感じませんが、いつも気は張っていますね」と笑う相原監督の笑顔は屈託がなく豪快で、部員達が信頼や尊敬を感じる理由の一つを理解できたような気がする。
東九州龍谷高校の強さと結束力は、これからも続くに違いない。























